難読地名　北海道(167)◎

愛冠（あいかっぷ） - 足寄郡足寄町、厚岸郡厚岸町　アイヌ語の「アイカㇷ゚」（矢が届かない）より。

相内町（あいのないちょう） - 北見市　アイヌ語の「アイヌ・ナイ」（人がいる川）に由来。

足寄（あしょろ） - 足寄郡足寄町　アイヌ語の「エショロ・ペッ」（沿って下る川）より。

厚岸（あっけし） - 厚岸郡厚岸町　アイヌ語の「アッケ・ウㇱ」（オヒョウの木の皮を剥ぐところ）より。

厚沢部（あっさぶ） - 檜山郡厚沢部町　アイヌ語の「ハッチャム・ペッ」（桜鳥の川）に由来。

跡永賀（あとえか） - 釧路郡釧路町　アイヌ語の「アトゥイ・カ」（海の上）、または「アトゥイ・オカケ」（海の跡）より。

跡佐登（あとさのぼり） - 川上郡弟子屈町　アイヌ語の「アトゥサ・ヌプリ」（裸の山）より。

庵原町（いおはらちょう） - 函館市　周辺地域を開拓した庵原菡斎に由来。

軍川（いくさがわ） - 亀田郡七飯町 アイヌ語の「イ・クサ・ㇷ゚」（それを越させる者、渡し守）に由来。

一已町（いちやんちょう） - 深川市 アイヌ語の「イチャン」（鮭や鱒が産卵するところ）に由来。

歌棄町（うたすつちょう） - 寿都郡寿都町、古平郡古平町　アイヌ語の「オタ・スッ」（砂浜の根元）に由来。

雨紛（うぶん） - 旭川市　アイヌ語の「ウプン」（吹雪）に由来。行政地名は、神居町雨紛（かむいちょううぶん）。

羨古丹（うらやこたん）　- 厚岸郡浜中町 アイヌ語の「ウライ・ヤ・コタン」（簗網の村）より。

枝幸（えさし） - 枝幸郡枝幸町　アイヌ語の「エサシ」（岬）より。

恵茶人（えさしと） - 厚岸郡浜中町　アイヌ語の「エサウㇱ」（頭を浜につけている沼）より。

老古美（おいこみ） - 岩内郡共和町

生花苗（おいかまない） - 広尾郡大樹町 アイヌ語の「オイカ・オマ・ナイ」（波が越えて入る川）より。

雄武（おうむ） - 紋別郡雄武町　アイヌ語の「オ・ム」（川尻が塞がる）より。

送毛（おくりげ） - 石狩市　アイヌ語の「ウクル・キナ」（サジオモダカ・植物）に由来。

奥潭（おこたん） - 千歳市　アイヌ語の「オ・コタン・ウン・ペ」（川口に村があるもの）に由来。

興部（おこっぺ） - 紋別郡興部町、紋別郡西興部村　アイヌ語の「オ・ウ・コッ・ペッ」（川尻が互いにくっつくもの）より。

納内町（おさむないちょう）- 深川市　アイヌ語の「オ・サㇻ・ウン・ナイ」（川尻にヨシ原のある川）に由来。

長流枝（おさるし） - 河東郡音更町 アイヌ語の「オ・サルㇱ」（川尻に茅原が多くある川）より。

御札部（おさっぺ） - 白糠郡白糠町　アイヌ語の「オ・サッ・ぺ」（川尻が枯れているところ）より。

忍路（おしょろ） - 小樽市　アイヌ語の「オショロ」（尻のような窪み）、あるいは「ウㇲ・オ・ロ」（入江の中）に由来。

長万部（おしゃまんべ） - 山越郡長万部町　アイヌ語の「オ・サマム・ペッ」（川尻が横になっている川）に由来。

音調津（おしらべつ） - 広尾郡広尾町 アイヌ語の「オ・シララ・ウン・ペッ」（川尻に岩礁のある川）より。

押帯（おしょっぷ） - 中川郡本別町　アイヌ語の「オ・シュップ」（川尻の箱のような峡谷）より。

老者舞（おしゃまっぷ） - 釧路郡釧路町　アイヌ語の「オ・イチャン・オマㇷ゚」（川尻に鮭鱒が卵を産むところ）に由来。

晩生内（おそきない） - 樺戸郡浦臼町　アイヌ語の「オ・ショㇱケ・ナイ」（川尻が崩れている川）に由来。

大楽毛（おたのしけ） - 釧路市　アイヌ語の「オタ・ノㇱケ」（砂浜の中央）に由来。

音威子府（おといねっぷ） - 中川郡音威子府村　アイヌ語の「オ・トイネ・ㇷ゚」（川尻が汚れたもの）より。

音更（おとふけ） - 河東郡音更町 アイヌ語の「オトプケ」（髪が生ずるところ）より。

雄信内（おのぶない） - 天塩郡天塩町　アイヌ語の「オ・ヌㇷ゚・ウン・ナイ」（川尻に原野がある川）より。

負箙（おふいびら） - 中川郡本別町　アイヌ語の「ウフイ・ピラ」（燃える崖）より。

雄馬別（おまべつ）- 河西郡芽室町

生振（おやふる） - 石狩市　アイヌ語の「オ・ヤ・フル」（尻が陸に付く丘）に由来。

大誉地（およち） - 足寄郡足寄町 アイヌ語の「オ・イ・オチ」（川のそばに「それ」の多い所注釈 ）より。

居辺（おりべ） - 河東郡士幌町 、河東郡上士幌町 アイヌ語の「ウㇽ・ペッ」（丘の川）より。

温根沼（おんねとう） - 根室市　アイヌ語の「オンネ・トー」（大きな沼）に由来。

貝取澗（かいとりま） - 久遠郡せたな町 アイヌ語の「カイェ・ウトゥル」（折岩の間）に由来。

片無去（かたむさり） - 厚岸郡厚岸町　アイヌ語の「カタㇺ・サㇽ」（ツルコケモモのある湿原）より。

川汲町（かっくみちょう）　- 函館市　アイヌ語の「カッコ・ク・ニ」（カッコウのいるところ）に由来。

勝納町（かつないちょう） - 小樽市　アイヌ語の「ヘロキ・アッ・トマリ・ナイ」（ニシンが群集する入江の川）が短縮され、アッがカッに転訛したもの。

活汲（かっくみ）- 網走郡津別町 、中川郡本別町　アイヌ語の「カックㇺ」（柄杓）より。

神居古潭（かむいこたん） - 旭川市　アイヌ語の「カムイ・コタン」（神の村）に由来。行政地名は、神居町神居古潭（かむいちょうかむいこたん）。

神威（かもい） - 歌志内市 、斜里郡清里町 アイヌ語の「カムイ」（神）に由来。

神恵内村（かもえないむら） - 古宇郡神恵内村　アイヌ語の「カムイ・ナイ」（神の川）に由来。

癸巳町（きしちょう） - 美唄市 屯田兵の騎兵隊が入植した明治26年の十二支十干に由来。

来止臥（きとうし） - 釧路郡釧路町　アイヌ語の「キト・ウㇱ」（ギョウジャニンニクがあるところ）に由来。

木直町（きなおしちょう） - 函館市　アイヌ語の「キナ・ウㇱ」（蒲の生えるところ）に由来。

倶知安（くっちゃん） - 虻田郡倶知安町　アイヌ語の「クチャ・アン・ナイ」（小屋のある川）、あるいは「クッ・サㇺ・ウン・ペッ」（崖の傍らにある川）に由来。

屈足（くったり）- 上川郡新得町 アイヌ語の「クッタㇻ・ウㇱ」（イタドリの群生するところ）より。

屈斜路（くっしゃろ） - 川上郡弟子屈町　アイヌ語の「クッチャル」（沼の喉口）より。

群別（くんべつ） - 石狩市　アイヌ語の「クン・ペッ」（黒い川）に由来。

訓子府（くんねっぷ） - 常呂郡訓子府町　アイヌ語の「クンネㇷ゚」（黒いもの）より。

勲祢別（くんねべつ） - 足寄郡陸別町　アイヌ語の「クンネ・ペッ」（黒い川）より。

国縫（くんぬい） - 山越郡長万部町　アイヌ語の「クンネ・ナイ」（黒い川）に由来。

鳧舞（けりまい） - 日高郡新ひだか町　アイヌ語の「ケリマㇷ゚」（履き物焼くところ）より。

瞼暮帰（けんぼっけ） - 厚岸郡浜中町 アイヌ語の「ケネ・ポㇰ」（ハンノキの下）より。

濃昼（ごきびる） - 石狩市　アイヌ語の「オキピリ」（川下からそそり立つ崖）に由来。

珸瑶瑁（ごようまい） - 根室市　アイヌ語の「コイ・オマ・イ」（波があるもの）に由来。

咲来（さっくる） - 中川郡音威子府村　アイヌ語の「サㇰ・ル」（夏の道）より。

札久留（さっくる） - 紋別郡滝上町　アイヌ語の「サㇰ・ル」（夏の道）より。

更別（さらべつ）　- 河西郡更別村 アイヌ語の「サラ・ペッ」（アシ・カヤが生い茂る地）より。

色丹（しこたん） - 色丹郡色丹村（北方領土）　アイヌ語の「シ・コタン」（大きな村）より。

支寒内（ししゃもない） - 千歳市 アイヌ語の「シサㇺ・ナイ」（和人の沢）に由来。

聚富（しっぷ） - 石狩市　アイヌ語の「シュオプ」（箱のような峡谷）に由来。

染退（しぶちゃり） - 日高郡新ひだか町 「シペツ・チャリ」（鮭の産卵場）、

　　　　　　　　　「シペ・イチャン」・「シペッ・イチャニ」（本流が散らばる）など諸説ある。

標茶（しべちゃ） - 川上郡標茶町　アイヌ語の「シ・ペッ・チャ」（大きな川の岸）より。

標津（しべつ） - 標津郡中標津町、標津町　アイヌ語の「シ・ペッ」（大きな川）より。

蘂取（しべとろ） - 蘂取郡蘂取村（北方領土）　アイヌ語の「シ・ペッ・オㇿ」（大きい川のところ）より。

占冠（しむかっぷ） - 勇払郡占冠村　アイヌ語の「シ・ムカㇷ゚」（鵡川の本流）より。

　　　　　　（鵡川は、アイヌ語の「ムッカ・ペッ」（塞がる川）、あるいは「ムカㇷ゚」（ツルニンジンのあるところ）から）

積丹（しゃこたん） - 積丹郡積丹町　アイヌ語の「サㇰ・コタン」（夏の村）に由来。

紗那（しゃな） - 紗那郡紗那村（北方領土）　アイヌ語の「シャン・ナイ」（下る川）より。

渚滑町（しょこつちょう） - 紋別市　アイヌ語の「ソー・コッ」（滝つぼ）に由来。

後静（しりしず）　- 厚岸郡浜中町　アイヌ語の「シㇼ・スッ」（山の根本）より。

寿都（すっつ） - 寿都郡寿都町　アイヌ語の「シュプト・ペッ」（ヨシの川）に由来。

賤夫向（せきねっぷ） - 釧路郡釧路町　アイヌ語の「チェプヌルンゲㇷ゚」（樹木の少ない山で石落ちるところ）に由来。

雪裡（せつり） - 阿寒郡鶴居村　アイヌ語の「セッ・チリ・ウㇱ・イ」（巣・鳥の多い所）より。

仙鳳趾（せんぽうし）　- 厚岸郡浜中町 アイヌ語の「チェッポ・オッ」（小魚がいる所）より。

壮瞥（そうべつ） - 有珠郡壮瞥町　アイヌ語の「ソー・ペッ」（滝の川）より。

初無敵（そんてき） - 釧路郡釧路町 アイヌ語の「ト・ウン・テㇰ」（沼であるような）に由来。

旅来（たびこらい）- 中川郡豊頃町 アイヌ語の「タㇷ゚コㇷ゚・ライ」（瘤のような山の近くの、流れのない川）より。

男能富（だんのっぷ）　- 天塩郡天塩町　

小砂子（ちいさご） - 檜山郡上ノ国町 アイヌ語の「チシ・エㇺコ」（立岩の水源）に由来。

知茶布（ちちゃっぷ） - 釧路市 行政地名は、阿寒町知茶布。

秩父別（ちっぷべつ） - 雨竜郡秩父別町　アイヌ語の「チェㇷ゚・ペッ」（魚の川）、

　　　　　　　　　　　あるいは「チ・クㇱ・ペッ」（我ら通る川）、「チㇷ゚・クㇱ・ペッ」（舟が通る川）に由来。

知方学（ちっぽまない） - 釧路郡釧路町　アイヌ語の「チㇷ゚・オマ・ナイ」（舟のある川）に由来。

重蘭窮（ちぷらんけうし） - 釧路郡釧路町　アイヌ語の「チㇷ゚・ランケ・ウシ」（舟下ろしをするところ）より。

茶安別（ちゃんべつ） - 川上郡標茶町　アイヌ語の「チャ・アン・ペッ」（岸の川）より。

散布（ちりっぷ）　- 厚岸郡浜中町 アイヌ語の「チュルㇷ゚」（アサリ貝）より。

白人（ちろっと） - 中川郡幕別町 アイヌ語の「チロ・ト」（鳥の沼）より。

千走（ちわせ） - 島牧郡島牧村 アイヌ語の「チウ・アㇱ」（波立つところ）に由来。

対雁（ついしかり） - 江別市、石狩郡当別町 アイヌ語の「トエシカリ」（沼がそこで回る）、

　　　　　　　　　　もしくは「トゥ・イシカリ」（石狩川の古い流れ）に由来。

月寒（つきさっぷ）　- 浦河郡浦河町 アイヌ語の「チキサニ」（ハルニレ）より。

天売（てうり）　- 苫前郡羽幌町 アイヌ語の「テウレ」（魚の背腸）、あるいはチェウレ（足）より。

徹別（てしべつ） - 釧路市　アイヌ語の「テㇱ・ペッ」（簗のある川）に由来[12]。

　　　　　　　　　行政地名は、阿寒町上徹別、阿寒町下徹別、阿寒町中徹別、阿寒町西徹別及び阿寒町徹別中央。

弟子屈（てしかが） - 川上郡弟子屈町　アイヌ語の「テㇱ・カ・カ」（簗の岸の上）より。

鐺別（とうべつ） - 川上郡弟子屈町　アイヌ語の「ト・ペッ・クシ」（ふたつに分かれる川）より。

利別（としべつ） - 中川郡池田町 アイヌ語の「トゥシ・ペッ」（縄の川）より。

富武士（とっぷし）　- 常呂郡佐呂間町 アイヌ語の「トプ・ウㇱ」（竹が群生しているもの）より。

椴法華（とどほっけ） - 函館市　アイヌ語の「トー・ポㇰ・ケ」（山の根の下のところ）に由来。行政地名に存在しない。

苫鵡（とまむ） - 勇払郡占冠村　アイヌ語の「トマㇺ」（湿地）より。

斗満（とまむ） - 足寄郡陸別町 アイヌ語の「トマㇺ」（湿地）より。

富岸町（とんけしちょう） - 登別市　アイヌ語の「トー・ケㇱ」（沼の端）に由来。

南幌（なんぽろ） - 空知郡南幌町　「ポロ・モイ」= 幌向（大きな川の曲がり）の南部に位置したことに由来。

新冠（にいかっぷ） - 新冠郡新冠町　アイヌ語の「ニカㇷ゚」（木の皮）より。

入境学（にこまない） - 釧路郡釧路町　アイヌ語の「ニ・オマ・ナイ」（流木のある川）に由来。

西舎（にしちゃ）　- 浦河郡浦河町　アイヌ語の「ニチャ」（木を伐る）より。

貫気別（ぬきべつ） - 沙流郡平取町　アイヌ語の「ヌㇷ゚キ・ペッ」（濁り水の川）より。

幣舞町（ぬさまいちょう） - 釧路市　アイヌ語の「ヌサ・オマ・イ」（イナウを捧げるところ）に由来。

熱郛（ねっぷ） - 寿都郡黒松内町　アイヌ語の「クンネ・プ」（黒いもの）。あるいは「ネプ」（流木）に由来。

納沙布（のさっぷ） - 根室市　アイヌ語の「ノッ・サㇺ」（岬の傍ら）に由来。

野幌（のっぽろ） - 江別市　アイヌ語の「ヌㇷ゚・オㇽ・オ・ペッ」（野中を流れる川）に由来。

馬主来（ぱしくる） - 釧路市、白糠郡白糠町 アイヌ語の「パㇱクㇽ」（カラス）に由来。

　　　　　　　　　　行政地名は、釧路市音別町馬主来及び白糠郡白糠町馬主来

発寒（はっさむ） - 札幌市西区　アイヌ語の「ハッチャムペッ」（桜鳥の川）、または「ハッ・サㇺ」（ヤマブドウの傍ら）

　　　　　　　　　に由来。行政地名は、発寒1条～発寒17条。

発足（はったり） - 石狩市厚田区厚田、岩内郡共和町　アイヌ語の「ハッタㇽ」（淵）に由来。

歯舞（はぼまい） - 根室市　アイヌ語の「アポ・オマ・イ」（流氷があるもの）に由来。

茨戸（ばらと） - 札幌市北区　アイヌ語の「パラ・ト」（広い沼）に由来。行政地名は、東茨戸、東茨戸1条～東茨戸4条、

　　　　　　　　西茨戸及び西茨戸1条～西茨戸7条。

花畔（ばんなぐろ） - 石狩市　アイヌ語の「パナウンクㇽ・ヤソッケ」（川下の衆の漁場）に由来。

比布（ぴっぷ） - 上川郡比布町　アイヌ語の「ピピペッ」（石のごろごろしている川）、

　　　　　　　　あるいは「ピオㇷ゚」（石の多いもの）に由来。

美羽烏（びばかるうし[注釈 2]） - 上川郡剣淵町　アイヌ語の「ピパ・カㇽ・ウㇱ」（カラス貝を取るところ）より。

平取（びらとり） - 沙流郡平取町 アイヌ語の「ピラ・ウトゥル」（崖の間）より。

美利河（ぴりか） - 瀬棚郡今金町 　アイヌ語の「ピㇼカ・ペッ」（美しい川）に由来。

敏音知（ぴんねしり） - 枝幸郡中頓別町　アイヌ語の「ピンネ・シㇼ」（男の山）より。

冬窓床（ぶいま） - 釧路郡釧路町 アイヌ語の「プイ・モイ」（穴のあいた岩のある入江）に由来。

振老（ふらおい）　- 天塩郡天塩町 アイヌ語の「フラ・ウェン・イ」（臭いの悪い所）より。

文庫歌（ぶんがた） - 小樽市　アイヌ語の「プンカル・コタン」（蔓植物の村）に由来[8]。行政地名に存在しない。

別寒辺牛（べかんべうし） - 厚岸郡厚岸町　アイヌ語の「ペカンペ・ウㇱ」（ヒシのあるところ）より。

鼈奴（べっちゃろ） - 十勝郡浦幌町 アイヌ語の「ペッチャロ」（川の口）より。

弁華別（べんけべつ） - 石狩郡当別町　アイヌ語の「ペンケ・チㇷ゚・ペㇱ・ナイ」

　　　　　　　　　　　（川上側の、丸木舟がそれに沿って下る川）に由来。

穂香（ほにおい） - 根室市　アイヌ語の「ポン・ニ・オ・イ」（小さい木片の多いところ）に由来。

堀株村（ほりかっぷむら）　- 古宇郡泊村 アイヌ語の「ホㇿカ・ㇷ゚」（後戻りするもの）に由来。

幌（ぽろ） - 石狩市　アイヌ語の「ポロ・クンペッ」（大きい石の川）に由来。

幌美内（ほろぴない）- 千歳市　アイヌ語の「ポロ・ピ・ナイ」（大きな涸れ沢）に由来。

奔渡（ぽんと） - 厚岸郡厚岸町　アイヌ語の「ポン・ト」（小さな湖）より。

奔別町（ぽんべつちょう） - 三笠市　アイヌ語の「ポン・ペッ」（小さな川）に由来。

正利冠（まさりかっぷ） - 石狩市 アイヌ語の「マサㇻ・カ・オマㇷ゚」（砂丘の草地の上にあるもの）に由来。

　　　　　　　　　　　　行政地名は、2005年に厚田村が浜益村と共に石狩市に編入合併に伴って消滅。

又飯時（またいとき） - 釧路郡釧路町　アイヌ語の「ワッカ・タ・エトク」（水を汲む源）に由来。

真狩（まっかり） - 虻田郡真狩村　アイヌ語の「マㇰ・カㇼ・ペッ」（奥で曲がる川）に由来。

丸瀬布（まるせっぷ） - 紋別郡遠軽町　アイヌ語の「マウレセㇷ゚」（3つの川の集まる広い所）より。

稀府（まれっぷ） - 伊達市　アイヌ語の「イマリマレㇷ゚」（イチゴがあるところ）に由来。

　　　　　　　　　行政地名は、北稀府町、南稀府町及び中稀府町。

簾舞（みすまい） - 札幌市南区　アイヌ語の「ニセイ・オマㇷ゚」（峡谷があるもの）に由来[2]。

　　　　　　　　　行政地名は、簾舞及び簾舞1条～簾舞6条。

萠和（もいわ） - 広尾郡大樹町 アイヌ語の「モイワ」（小さな聖なる山）より。

望来（もうらい） - 石狩市　アイヌ語の「モライ」（遅流）に由来。

貰人（もうらいと）　- 厚岸郡浜中町 アイヌ語の「ポン・モイレ・モイ」（小さな静かな湾）より。

最栄利別（もえりべつ） - 川上郡弟子屈町　アイヌ語の「モイレ・ぺッ」（流れの遅い川）より。

母子里（もしり） - 雨竜郡幌加内町 アイヌ語の「モシㇼ・ウン・ナイ」（島がある川）より。

妹背牛（もせうし） - 雨竜郡妹背牛町　

　　　　　　　　　　アイヌ語の「モセ・ウㇱ」（イラクサの生えるところ、あるいは草刈りをするところ）に由来。

焼尻（やぎしり）　- 苫前郡羽幌町 アイヌ語の「ヤンケ・シㇼ」（水揚げする島）より。

安瀬（やそすけ） - 石狩市　アイヌ語の「ヤ・ソㇱケ」（網で漁をするところ）、

　　　　　　　　　あるいは「ヤン・ソㇱケ」（陸に上がる、剥げた崖）に由来。

止別（やむべつ） - 斜里郡小清水町　アイヌ語の「ヤム・ペッ」（冷たい川）より。

止若内（やむわっかない）　- 足寄郡陸別町　アイヌ語の「ヤㇺ・ワッカ・ナイ」（冷たい水の川）より。

和（やわら） - 雨竜郡北竜町 開拓者の出身地千葉県埜原村（やわらむら）に由来。

勇足（ゆうたり） 中川郡本別町 アイヌ語の「エ・サン・ピタㇻ」（頭が浜のほうに出ている川原）より。

　　　　　　　これに「勇足」を当　　　　てて「えさんぴたら」と読ませたが難読なので「ゆうたり」と読みが変えられた。

勇駒別（ゆこまんべつ） - 上川郡東川町 アイヌ語に「ユ・コ・オマン・ペッ」（湯に向かう川）に由来。

呼人（よびと） - 網走市 アイヌ語の「イ・オ・ピト」（それを捨て去った沼[注釈 1]）に由来。

螺湾（らわん） - 足寄郡足寄町 アイヌ語の「ラウ・アン」（低い所）より。

梨野舞納（りやむない） - 岩内郡共和町　アイヌ語の「リヤㇺ・ナイ」（年を越す川）に由来。

留久（るうく） - 樺戸郡新十津川町　アイヌ語の「ル・クㇱ・ペッ」（道が通る川）に由来。行政地名には、存在しない。

留辺蘂町（るべしべちょう） - 北見市 アイヌ語の「ルペㇱペ」（道に沿って下る川）に由来。

礼文華（れぶんげ） - 虻田郡豊浦町 アイヌ語の「レプン・ケ・ㇷ゚」（沖の先へ削るもの[注釈 ）より。

分遣瀬（わかちゃらせ） - 釧路郡釧路町　アイヌ語の「ワッカ・チャラ・セ」（水がチャラチャラ音をさせる）より。

 鷲府（わしっぷ） - 足寄郡足寄町　

輪厚（わっつ） - 北広島市　アイヌ語の「ウッ」（あばら骨）に由来。

和寒（わっさむ） - 上川郡和寒町　アイヌ語の「アッ・サㇺ」（オヒョウの傍ら）より。

※　地名としては消滅して標識や施設などに名前が残っている場合もあります。

※　実際の地名としては何かが前後に付いている場合もあります。

※　他の読み方もある場合があります。